外反母趾の原因として、運動不足に原因があるのではないかと思われるかもしれませんが、決してそういうことではありません。
実際、ジョギングが趣味で毎日走っている人であっても、外反母趾になっている人はかなりいます。
それは何故かと言いますと、ジョギングのような運動はシューズを履いて行いますから、足のエクササイズにはなっても、足の指のエクササイズにはなっていないということなのです。
つまり、外反母趾対策には、「足の指の運動」が効果的なのです。
ですから、外反母趾対策のためには、シューズを履いて行うジョギングよりも、下駄を履いて歩いた方が良いと言えます。
でも、今の時代に下駄を履いて歩くという習慣は、あまり現実的ではありません。
自宅で出来る簡単エクササイズとして、タオルつかみ運動（タオルギャザー）というものをオススメすることができます。
これは、自宅にあるタオルを使って、足の指でタオルをつかむという動作を繰り返すだけです。
タオルつかみ運動は普段鍛えにくい、短母趾屈筋、長母趾屈筋、虫様筋、短趾屈筋、長趾屈筋といった様々な足指の筋肉を簡単な動作で鍛えて、足指の力のバランスを調整することができる、とても効果的な運動です。
外反母趾対策としては手っ取り早く誰にもできるエクササイズであると言うことができるでしょう。
さらには外反母趾対策以外にも、偏平足の予防や、感覚障害の予防などの効果があります。
テレビを見ながら、お風呂に入りながらなど、ながら運動でも効果的ですので、気軽に始めてみてくださいね。
歩きながら足指の運動
