開張足とは?

人間の足裏には大きく分けて後方、中方、前方の3本の曲線があります。
これらが上手くかみっていれば全身をバランスよく支えることが出来ますので歩行に支障をきたすことはないのですが、このうち曲線のどこか1本でも潰れてしまうと、足のだるさや痛みといった症状を引き起こす原因となるのです。
そして、開張足とは、このうちの前方の曲線が潰れてしまった状態になります。
開張足の原因は、遺伝的に関節や靱帯などの結合組織に問題がある場合や運動不足による足裏の筋肉低下、体重増加による負荷の増大、悪い歩き方の癖など数多くあり、それが複合的に合わさって引き起こされると考えられています。
開張足になってしまうと先述したように足のだるさや痛みといった症状が現れますが、それ以外にも足の曲線が崩れて足が横広がりになることで、これまで履いていた靴が窮屈になって指への負荷が増えて外反母趾を発症しやすくなります。
また足裏にかかる負荷も増えますので魚の目や、たこの原因ともなるのです。
このように開張足とは放っておくと様々な足のトラブルを招く疾患ですので、自覚した時には足裏のストレッチやマッサージ、歩き方の改善、靴の見直しなど早めの対策が必要です。

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